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リーガルテックで上場した企業と予備軍

X-Tech(クロステック)は、既存産業にテクノロジーを掛け合わせたビジネス領域で、「○○テック」と呼ばれます。

その中で、今回はリーガルテック(LegalTech)分野で急成長した企業を紹介していきます。

 

リーガルテックとは

 

「リーガルテック」は、法律分野にテクノロジーを活用したビジネス領域で、リーガル(法律)×テクノロジーで、リーガルテック(LegalTech)です。

企業法務に限らず、一般的に法務の現場では書類作成や顧客連絡などの業務が多く、ここにAI(人工知能)などIT技術を活用することで業務を効率化し、その分をより付加価値の高いサービスの提供に労力を振り分けることができるようになると言われています。

 

リーガルテックは利用者別にすると大きく3つに大別されます。

  1. 企業向け:文書作成~契約締結の事務処理サポート
  2. 法律専門職向け:リサーチ、デューデリなど実務支援
  3. toC向け:紛争解決サービスや弁護士ドットコムのような相談サイト

 

法務に関わるのは弁護士だけではなく、司法書士、税理士、社労士などの専門家も関係してきます。そしてリーガルテックの恩恵を受けるのは専門家だけではなく、企業の法務部門や顧客にとっても作業や手続きの効率化につながります。

2019年に矢野経済研究所が調査したデータによると、2020年のリーガルテック市場規模は287億円にのぼるとされていて、2023年には36.8%増の353億円まで拡大の見込みです。

 

リーガルテックで上場した弁護士ドットコム

 

リーガルテックで代表的な企業は、2005年に設立した弁護士ドットコム株式会社です。

弁護士ドットコム株式会社は、自身も弁護士である元榮太一郎さんが創業し、主にユーザーから弁護士などに相談を行えるリーガル版ヤフー知恵袋といったサービスを提供する「弁護士ドットコム」や、契約書の捺印のデジタル化を行う「クラウドサイン」などを提供しています。

 

創業から順調に業績を伸ばし、2014年11月に東証マザーズに上場しました。

有価証券報告書で開示されている業績をグラフにまとめましたが、上場した後も加速的に業績を伸ばしています。

 

弁護士ドットコムの業績グラフ

 

上場予備軍のリーガルテック企業

最後に、数あるリーガルテック企業の中から2社だけピックアップして紹介します。

 

株式会社Holmes

 

株式会社Holmesは、弁護士である笹原健太さんが2017年に設立しました。契約マネジメントシステム「ホームズクラウド」を提供しています。

 

弁護士ドットコム株式会社の電子契約サービス「クラウドサイン」を提供していますが、「ホームズクラウド」の特徴は、契約業務全体のマネジメントができる点で、他のサービスではカバーしていない、契約業務管理やプロジェクト管理、API対応の点のようです。

 

株式会社AI Samurai

 

株式会社AI Samuraiは、白坂一さんが2015年に設立しました。白坂さんは機械学習による画像処理の研究をしていたバックグラウンドがあり、「AI Samurai」は、AIが自動で特許調査を行い特許性を評価するWebサービスです。

 

「AI Samurai」では、たとえば特許の先行技術調査として、発明内容を文章で入力すると、AIによって類似文献と類似度を自動で出力できるそうです。

 

まとめ

法律分野は、文章中心・紙媒体・ハンコといった要素が、AIによる自動化と相性が良いため、これからもリーガルテック企業がどんどん増えてくると思います。

 

リーガルテックに限らず、X-Tech企業に興味がある方や、テクノロジーを導入して「○○テック」へ変化したい企業様はお気軽にX-Tech部会へご相談ください。

 

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