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ウェブサイトの画像デザインは意匠登録で保護できる!

Digital Design

WEBサイトの画像デザインは意匠登録で保護しましょう

 

ウエブサイトは、ビジネスの顔ともいえる大切な役割を果たしています。

当X-Tech部会で作成したカオスマップのクロステック企業も、それぞれユニークにデザインされたウェブページを作っておられます。

魅力あるウェブページの作成は、当X-Tech部会のメンバーである伊藤みゆきさんにお任せするとして、折角工夫して作成したウエブサイトの画像デザインを他人からマネされないように保護する方法があります。

その1つが意匠登録です。

令和2年4月に意匠法が改正され、保護できる画像デザインの範囲が大きく拡大されました。

拡大された保護範囲について

 

例えば、

 

  1. ウエブサイトに表示される画像(アイコンを含む)や、
  2. 壁や人体に投影される画像です。(注)

 

具体的に、どのような画像デザインが意匠登録の対象になるのでしょうか。
以下にいくつか例を紹介しますので、見てみましょう。

 

①意匠登録可能なPC画面の例

 

「商品購入用画像」

出典:特許庁・改訂意匠審査基準

 

②意匠登録可能なアイコン用画像の例

 

「操作ボタンを兼ねるアイコン」

出典:日本弁理士会研修会テキスト「改正意匠法」

 

③意匠登録可能なスマートフォンの画面の例

 

「スマートフォンの画面に記録・表示される画像」

出典:特許庁令和元年度知的財産権制度説明会テキスト「特許法等の一部を改正する法律」

 

④意匠登録可能な壁への投影の例

 

出典:特許庁・改訂意匠審査基準

 

⑤意匠登録可能な人体への投影の例

 

出典:特許庁平成30年度研修テキスト「意匠制度の改正に関する説明会」

 

⑥意匠登録された画像デザインの例

特許庁で最初に意匠登録された画像デザインの意匠が次の「エリアマーカー」です。

 

出典:特許庁特設サイト「令和元年意匠法改正、画像の意匠が初めて意匠登録されました」

 

サイトの画像デザインは意匠登録で保護できます

 

このようにウエブサイト等の画像デザインを意匠登録することで、自分のウエブデザインが他人にまねされないよう保護できます。気になるようでしたら、ご相談下さい。

 

お問い合わせはこちら

 

(注:ウエブサイトの画像は、PCやスマートフォン等で画面を操作するための画像、及びPCやスマートフォン等で画面のボタンを操作した結果表示される画像、所謂GUIに限られています。)

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2021年Agritech(アグリテック)業界カオスマップを公開しました

起業・経営支援サイト「ドリームゲート」に登録する起業・経営の認定専門家“ドリームゲートアドバイザー”による「X-Tech部会(クロステック部会)」は、第1回目の業界カオスマップとして、「Agritech(アグリテック)カオスマップ【2021年版】」を公開しました。

 

2021年Agritech(アグリテック)業界カオスマップを公開

 

Agritech(アグリテック)業界マップの無料ダウンロード

 

ダウンロード&詳しくはこちらから

 

「X-Tech部会(クロステック部会)」による第1回目の業界カオスマップは、Agritech(アグリテック)です。

農業(Agriculture)にドローンやビックデータ、IoT、ブロックチェーン技術などの最新テクノロジーを導入し、従来の農業の問題を解決するアグリテック(AgriTech)業界をまとめた「Agritech(アグリテック)カオスマップ【2021年版】」を公開しました。

PDF版の無料ダウンロードも可能です。

アグリテック(AgriTech)とは

農業(Agriculture)とテクノロジー(Technology)を組み合わせた造語です。

農業にドローンやビックデータ、IoT、ブロックチェーン技術などの最新テクノロジーを導入し、従来の農業の問題を解決するというものです。

アグリテックで「政策流通革命」を

自民党の小泉進次郎議員(現 環境大臣)もアグリテック(AgriTech)に強い関心を寄せていて、2017年5月(当時 自民党農林部会長)に日本経済新聞社主催の農業シンポジウム「AG/SUM(アグサム) アグリテック・サミット」において、”アグリテックで「政策流通革命」を”と語っていました。

 

カオスマップの内容について

本カオスマップの内容については、当X-Tech部会メンバーが作成したものであり、ロゴの掲載順番については業界規模等によるものではありません。
カオスマップ記載のサービスロゴについて、修正や掲載に問題がある場合は、お手数をおかけしますがお問い合わせフォームよりお願いします。
新規の追加依頼についても、お問い合わせフォームよりお願いします。

 

■ X-Tech部会について

起業・経営支援サイト「ドリームゲート」に登録する起業・経営の認定専門家“ドリームゲートアドバイザー”を中心に、起業・経営の様々な問題を解決すべく意見交換やセミナー・マニュアル執筆などの活動を行う専門部会の一つです。

X-Tech部会は、テック関連ビジネスの支援を目的とした部会です。

既存のビジネスとAIやビッグデータ、IoTなど様々なテクノロジーとを結びつけて生まれた新たなサービス・製品、ビジネスに関する研究を行う部会です。テック関連のビジネスに興味のあるアドバイザーが在籍しており、定期的に勉強会等を行っております。

他のドリームゲート部会はこちら

 

■ ドリームゲートについて

 

「日本に起業文化を確立する」をミッションに、ドリームゲートでは、日本経済を活性化させるため、世界に通じる起業家の輩出が必要だと考え、
● 起業家がさまざまな支援を受けやすくなる
● あらゆる場所に起業家精神をもった人材が存在する
このような、起業文化が根付いた社会づくりをし、一人ひとりが自信と誇りの持てる国づくりに貢献していくことを目指した起業ポータルサイトです。

 

ドリームゲートのロゴ

 

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これから来るアグリビジネス

X-Tech(クロステック)は、既存産業にテクノロジーを掛け合わせたビジネス領域で、「○○テック」と呼ばれます。

今回はアグリテック(AgriTech)に関連して、農業ビジネスに関する書籍を紹介していきます。

 

最強の農起業!

著者の畔柳茂樹さんは、国内最大手の自動車部品メーカーであるデンソーから独立して、農業ビジネスを始められた方のひとりです。

デンソー出身だからこその視点で、徹底した労働工数の削減を農業に持ち込み、独自の高い生産性を生み出しています。

ブルーベリー観光農園の話ですが、そのビジネスモデルの発想など学ぶことが多い一冊です。

 

東大卒、農家の右腕になる。――小さな経営改善ノウハウ100

佐川友彦さんは、化学メーカーのデュポン株式会社、メルカリ創業期のインターンを経て、大学院で学んだ専門分野である農業の道へ、2014年9月より栃木県の阿部梨園に参画しました。 そこで様々な経営改善、業務改善を続けてきたことを本書にまとめています。

「阿部梨園の知恵袋 | 農家の小さい改善実例300」としてWebに無料公開もされています。

農家の小さい改善実例300 by 阿部梨園

農で1200万円! ――「日本一小さい農家」が明かす「脱サラ農業」はじめの一歩

西田栄喜さんも脱サラから農業ビジネスを始められた方のひとりです。その特徴は、通常1000万円くらいはかかるといわれる初期投資を143万円でスタートした専業農家という点です。

「農業は儲からない」という常識に対して、「なぜ?:「どうしたらいいのか?」という視点を持って覆してきました。

まとめ

農業ビジネス、アグリテックに限らず、X-Tech企業に興味がある方や、テクノロジーを導入して「○○テック」へ変化したい企業様はお気軽にX-Tech部会へご相談ください。

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テック系に関する注目すべき裁判例紹介

テック系に関する注目すべき裁判例紹介

関連分野リーガルテック,AI

裁判例の内容(東京地裁平成28年7月25日判決)

事案概要

事案は,ある法人が,自らのサービスを導入しようとする顧客に対し,当該顧客と従前の担当者との間の委託契約の解除手続きを代行していたところ(なお代行の方法としては,解約通知書の雛型(受託者欄,解除年月日,解除対象契約の締結日,対象事業場の所在地及び名称のみ空欄)を提供し,顧客が空欄を補充し,補充した契約通知書を郵送したという事案です。

注意すべき点

ここで注意すべきは,穴埋め補充式の通知書の雛型を顧客に提供し,顧客に代わって取引先に郵送するサービスを「法律事件」に関する「法律事務」を取り扱ったと認めている点です。

 

裁判所は以下のように判示しております。

 

「被告は,〇〇システムサービスを導入しようとする客に対するサービスとして,当該客と従前の・・・との間の委託契約の解除手続きを集約して代行していること,本件契約通知書には,従前の受託者との間の委託契約を解除する旨があらかじめ印字されており,必要事項を書き込めば解約通知書として完成する書式であることに照らせば,第三者間の契約解除という法律効果が発生する本件契約通知書の書式については,被告が作成したものと認められる。

その上で,被告は,空欄部分や記名押印部分を記入することによって完成した,第三者・・・が作成名義人となる本件解約通知書を・・・に代わって原告に郵送し,その結果,・・・と原告との間の原告契約が解除されるという法律効果が発生したものである。かかる事情に照らせば,本件行為は,単に本件解約通知書を郵送したという事実行為ではなく,法律上の効果を発生,変更する事項を保全,明確化する行為といえる。したがって,被告は,「法律事件」に関する「法律事務」を取り扱ったと認めるのが相当である。」

(判タ1435号215頁)

 

そもそも弁護士法72条は,以下のように規定しております。

 

「(非弁護士の法律事務の取扱い等の禁止)第七十二条 弁護士又は弁護士法人でない者は,報酬を得る目的で訴訟事件,非訟事件及び審査請求,再調査の請求,再審査請求等行政庁に対する不服申立事件その他一般の法律事件に関して鑑定,代理,仲裁若しくは和解その他の法律事務を取り扱い,又はこれらの周旋をすることを業とすることができない。ただし,この法律又は他の法律に別段の定めがある場合は,この限りでない。」

つまり,弁護士または弁護士法人以外の者が,

報酬を得る目的で,法律事件に関して,法律事務を取り扱うことを業とすることを禁止していますが,
本件では,リーガルテックの領域で活用が十分予想されるような通知書の雛形の提供行為及び付随サービスについて弁護士法に違反すると指摘されており,今後のリーガルテック領域において,極めて注意すべき裁判例と言えます。

 

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ドリームゲートの部会ページの紹介

専門家がチームで起業・経営をサポートを目的に発足した
ドリームゲートアドバイザー部会のぺージを紹介します。

 

ドリームゲートアドバイザー部会について

起業・経営支援を行っていく上で、個人でクライアントの全課題を解決するのには限界があります。
そこでドリームゲートに登録する起業・経営の認定専門家“ドリームゲートアドバイザー”を中心に、起業・経営の様々な問題を解決すべく意見交換やセミナー・マニュアル執筆などの活動を行う部会を設置しております。
現在11分野の部会が存在し、積極的な活動を行っております。

 

部会一覧

X-Tech (クロステック)部会

テック関連のスタート支援の目的とした部会

マーケティングコミュニケーション部会

マーケティングコミュニケーションをビジネスで有効活用するための研究を行う部会

女性経営者部会

女性経営者・起業家を対象に支援を行う部会

貿易・輸出入部会

海外との貿易・輸出入に関する研究を行う部会

店舗ビジネス研究室

飲食店と中心とした店舗ビジネスを対象に支援を行う部会

不動産&多店舗化支援部会

店舗ビジネスを対象に、多店舗化を支援する部会

ラストワンマイル・シェアリングデリバリー部会

ラストワンマイル、デリバリー業界で起業&成長を目指す方への支援を行う部会

起業M&A部会

M&Aを活用した起業を支援する部会

海外ビジネス部会

海外ビジネスの最新トレンドを研究する部会

成長資金調達部会

デッド&エクイティを活用し成長を目指す企業を支援する部会

WEBサービス活用部会

WEBサービスを効果的にビジネスに取り入れる研究を行う部会